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2018.06.29

へちまとトリレンマ

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 動物園にて、『紙の動物園』を読む楽しみよ。



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2018.06.09

最寄りとメタン

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 METライブビューイングの2017-2018シーズンが終わった。結局今期は、「ノルマ」、「トスカ」、「愛の妙薬」、「ラ・ボエーム」、「セミラーミデ」、「コジ・ファン・トゥッテ」、「ルイザ・ミラー」、「サンドリヨン」と、10演目中8つも観てしまった。映画館でオペラを観るなんてと、最初は疑問に感じていたものだが、なかなかどうして手頃にオペラを楽しめる利便性はばかにできない。
 CDからDVDやブルーレイへとメディアが変わるにつれて、オペラの鑑賞の仕方にも変化が生じた。昔は音楽を聴きながら歌詞対訳を読むことを繰り返して理解を深めていく方法が普通だったが、今は映像を数回(極端には1回だけ)観るだけでおしまい、ということになっている(はずだ)。DVDやブルーレイはCDほど繰り返し鑑賞はしないだろうからだ。映像が見られるようになって便利になった一方で、鑑賞の密度とか深みのようなものが、希薄になってしまったように思われる。
 私はそれが嫌で、旧来からの鑑賞法を変えずにきたのだが、METライブビューイングを観るようになったということは、世間の流れに屈して新しい鑑賞法を受け入れたということである。なぜ受け入れる気になったかというと、新しい鑑賞法には確かに問題点はあるが、良い面もあるからだ。良い面というのは、鑑賞可能な演目が増えるということだ。旧来の鑑賞法では音源とは別に歌詞対訳も必要だったが、対訳の入手できる演目は限られる。しかし、対訳がなくても、日本語字幕つきの映像がある演目というのが存在するのだ。今回の「サンドリヨン」がそれだ。対訳を持っていないどころか、Naxos Music Libraryで探しても全曲盤の音源すら出てこなかった。つまり、旧来の方法では鑑賞をあきらめざるを得ない演目だったが、新しい鑑賞法を受け入れればMETライブビューイングで観ることができるのだ。もちろん、鑑賞の密度は低くなるが、全然鑑賞できないよりはましだ。旧来の鑑賞法と新しい鑑賞法を組み合わせることによって、より多様なオペラの楽しみ方ができるようになったということだ。

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